Android Studio 4.1.1 に対応しました!
ここまでの記事はこちら
前回 Android Studio のインストールを完了して、メニュー画面が表示されるようになりました。
これがAndroid Studioのスタート画面です。
ここでは
- 新しいプロジェクトの作成
- 既に作成したプロジェクトを開く
- プロジェクトのインポート
などを行うことができます。
今回は新しいプロジェクトの作成を行います。
Android Studio では「プロジェクト」としてアプリを開発していきます。このプロジェクトの中に、アプリに必要なコード・画像・アイコンなど全てのファイルが含まれます。
1つのプロジェクトで1つのアプリを作るというイメージです。
まずは練習用のコードを書くために、新しいプロジェクトを作成していきましょう
プロジェクトを作成する
「Create New Project」をクリックします。
Activity の選択
ここではアプリのレイアウトを選択することができます。
今回は Empty Activity を選択して「Next」を押します。
Empty は「空っぽ」という意味で、Empty Activity(エンプティーアクティビティ)はナビゲーションやマップなどが入っていない空っぽのアクティビティを意味しています。
プロジェクト情報の入力
次にプロジェクトの名前・保存先などを入力していきます。
①アプリ名
アプリの名前を入力します。今回は Sample としました。
②パッケージ名
ここで指定したパッケージ名は、アプリを Play ストアに公開した時に使われる applicationId(アプリケーションID)にも使われます。
同じ ID のアプリを公開することはできないので、他の人と重複しないパッケージ名にする必要があります。そのためドメインを取得してパッケージ名に使用するのが一般的です。
今回はテスト用のプロジェクトです。アプリのリリースは行わないので com.example.sample としておきましょう。
ウェブサイトの「住所」と言われるものです。このサイトのURLを例に見てみると
https://codeforfun.jp/android/
の codeforfun.jp の部分がドメインです。
参考:初めて独自ドメインを取得するときの注意点と確認ポイント
③保存先
このプロジェクトの保存場所を指定します。AndroidStudioProjects フォルダに保存しておけば問題ありません。
④言語
Java と Kotlin のどちらの言語を使うかを選択します。ここでは Java を選択してください。
⑤ミニマムSDK
SDK とは Software Development Kit(ソフトウェア・デベロップメント・キット)の略で、アプリの開発キットのようなものを意味します。どの SDK を設定するかによって、どこまで古い機種に対応させるかを決めます。
このプロジェクトでは API 16にしたので 99.8 %の機種に対応できることになります。
今回はシンプルなアプリなので低い API でも問題ありませんが、開発するアプリに合わせてどの程度の古い機種まで対応させるのか考える必要があります。例えば AdMob 広告を実装する場合は、API 16 以上を使用することが求められています。(2020年12月現在)
「Help me choose」を押すと現在のシェアを確認することもできるので、参考にしてみて下さい。
全て入力できたら「Finish」を押してください。プロジェクトの作成が始まります。
初期設定
プロジェクトが作成されるとこのような画面が表示されると思います。
画面右側には Android Studio 4.1 で新しく追加された機能の紹介が表示されています。
この表示を閉じるには「Assistant」というタブをクリックします。
フォントの設定
このままでも良いですが、コードの文字が小さくて読みにくい方もいると思うので、ここで調整しておきましょう。
Android Studio のメニューから Windows の場合は「File → Settings」Mac の場合は「Android Studio → Preferences」を選択します。
左側のメニューから Editor → Font を開いて、Font(フォントの種類)・Size(文字サイズ)・Line spacing(行の高さ)を 読みやすくなるよう自由に変更してください。
この講座では Windows は Consolas、Mac は Monaco を Size 16 に設定しています。
見やすいフォントが決まったら「Apply」を押して設定を反映させます。
「OK」を押します。
先ほどよりもコードが読みやすくなりましたね!
次に行うこと
以上でプロジェクトの作成は完了です。
次回はパソコン上で Android アプリを動かすことができる「エミュレーター」を準備して、今回作成したプロジェクトを動かしてみましょう
この講座の完全版について
私はこれまでにオンライン講座と書籍に35万円以上使ってプログラミングを勉強してきました。
しかし、講座や書籍でプログラミングの基礎を学んでも
- それを使って何ができるのか
- いつ役立つのか
- 次に何をすれば良いのか
と分からないことばかりでした。
特に Android アプリ開発(Java)には苦労しました。
Android 開発には Java を学ぶ必要があると知って Java の入門書を買いましたが、文字と数字を出力するばかりで Android 開発との関係性がわからず、途中で読むのを辞めてしまいました。
次に Android Studio を使ったアプリ開発の本を数冊か買いましたが、今度は Java の解説が少なくて、説明も専門用語ばかりであまり読む気がしなかったことを覚えています。
この経験から、これからプログラミングを始めようという方に
- 「プログラミングって楽しい!」
- 「もっと勉強してみたい!」
- 「もっとアプリを開発してみたい!」
と思っていただける入門講座を作れないかとずっと考えていました。
約2年かかってようやく完成したのが「Android 開発のための Java 入門講座」です!

講座では Java の基礎を学びながら、簡単なアプリを開発していきます。
Android 開発に興味がある方、Java に一度挫折してしまったという方はぜひご参加お待ちしています
独学でプログラミングを勉強するのは難しそう、効率的にプログラミングを学びたいという方はオンラインスクールがオススメです。
オンラインスクールを選ぶときのポイント
- 無料体験があること
- 個別サポートがあること
自分にあったスタイルを見つけるために、無料体験のご利用をオススメします。(無料体験後に自分には合わないなと感じたらハッキリ断ってしまって問題ありません。)
個別サポートもプログラミング学習に挫折しないために重要なポイントです。エラーや困った時にすぐに個別対応をしてくれるスクールを利用して下さい。
ここでは3つのオンラインスクールを紹介します。
全て無料体験がありますので、ぜひ自分に合ったスクールを見つけてみて下さい????
1. TechAcademy(テックアカデミー)
2. CodeCamp(コードキャンプ)
3. Treehouse
英語でも良い、英語とプログラミングを同時に勉強したいという方は Treehouse がオススメです。月25ドルで始めることができて、たくさんのプログラミング言語を学ぶことができます。
個別サポートはありませんが、掲示板が充実しています。ほとんどの場合、質問してから30分程度で回答を得ることができます。