Android Studio Bumblebee | 2021.1.1 に更新しました。
ここまでの記事はこちら
前回 Android Studio のインストールを完了して、メニュー画面が表示されるようになりました。
これがAndroid Studioのスタート画面です。
ここでは
- 新しいプロジェクトの作成
- 既に作成したプロジェクトを開く
- プロジェクトのインポート
などを行うことができます。
今回は新しいプロジェクトの作成を行います。
Android Studio では「プロジェクト」としてアプリを開発していきます。
このプロジェクトの中に、アプリに必要なコード・画像・アイコンなど全てのファイルが含まれます。
1つのプロジェクトで1つのアプリを作るというイメージです。
まずは練習用のコードを書くために、新しいプロジェクトを作成していきましょう
目次
プロジェクトを作成する
「Create New Project」をクリックします。
Activity の選択
ここではアプリのレイアウトを選択することができます。
今回は Empty Activity を選択して「Next」を押します。
Empty は「空っぽ」という意味で、Empty Activity(エンプティーアクティビティ)はナビゲーションやマップなどが入っていない空っぽのアクティビティを意味しています。
プロジェクト情報の入力
次にプロジェクトの名前・保存先などを入力していきます。
①アプリ名
アプリの名前を入力します。今回は Sample としました。
②パッケージ名
ここで指定したパッケージ名は、アプリを Play ストアに公開した時に使われる applicationId(アプリケーションID)にも使われます。
同じ ID のアプリを公開することはできないので、他の人と重複しないパッケージ名にする必要があります。そのためドメインを取得してパッケージ名に使用するのが一般的です。
今回はテスト用のプロジェクトです。アプリのリリースは行わないので com.example.sample としておきましょう。
ウェブサイトの「住所」と言われるものです。このサイトのURLを例に見てみると
https://codeforfun.jp/android/
の codeforfun.jp の部分がドメインです。
参考:初めて独自ドメインを取得するときの注意点と確認ポイント
③保存先
このプロジェクトの保存場所を指定します。AndroidStudioProjects フォルダに保存しておけば問題ありません。
④言語
Java と Kotlin のどちらの言語を使うかを選択します。ここでは Java を選択してください。
⑤ミニマムSDK
SDK とは Software Development Kit(ソフトウェア・デベロップメント・キット)の略で、アプリの開発キットのようなものを意味します。どの SDK を設定するかによって、どこまで古い機種に対応させるかを決めます。
このプロジェクトでは API 16にしたので 100 %の機種に対応できることになります。
今回はシンプルなアプリなので低い API でも問題ありませんが、アプリに実装したい機能がどの API なら実現できるかを考える必要があります。例えば AdMob 広告を実装する場合は、API 16 以上を使用することが求められています。(2022年3月時点)
「Help me choose」を押すと現在のシェアを確認することもできるので、参考にしてみて下さい。
⑥ Use legacy android.support libraries
先ほどミニマム SDK を API 16 に設定しましたが、2022年3月現在の最新版は API 32 です。
16 から 32 まで、どの API の機種でもアプリが動くように Android 開発ではライブラリというものを使います。
ライブラリには古いバージョンと新しいバージョンがあって、このチェックボックスにチェックを入れると古いバージョンのライブラリでプロジェクトが作成されます。
現在は新しいライブラリである AndroidX を使うことが推奨されているので、ここはチェックを入れません。
全て入力できたら「Finish」を押してください。プロジェクトの作成が始まります。
初期設定
プロジェクトが作成されるとこのような画面が表示されると思います。
画面右側には Bumblebee | 2021.1.1 で新しく追加された機能の紹介が表示されています。
この表示を閉じるには「Assistant」というタブをクリックします。
フォントの設定
このままでも良いですが、コードの文字が小さくて読みにくい方もいると思うので、ここで調整しておきましょう。
Android Studio のメニューから Windows の場合は「File → Settings」Mac の場合は「Android Studio → Preferences」を選択します。
左側のメニューから「Editor → Font」を開いて、Font(フォントの種類)・Size(文字サイズ)・Line spacing(行の高さ)を読みやすくなるよう自由に変更してください。
この講座では Windows は Consolas、Mac は Monaco を Size 16 に設定しています。
見やすいフォントが決まったら「Apply」を押して設定を反映させます。

「OK」を押します。
先ほどよりもコードが読みやすくなりましたね!
次に行うこと
以上でプロジェクトの作成は完了です。
次回はパソコン上で Android アプリを動かすことができる「エミュレーター」を準備して、今回作成したプロジェクトを動かしてみましょう
この講座の完全版について
私はこれまでにオンライン講座と書籍に35万円以上使ってプログラミングを勉強してきました。
しかし、講座や書籍でプログラミングの基礎を学んでも
- それを使って何ができるのか
- いつ役立つのか
- 次に何をすれば良いのか
と分からないことばかりでした。
特に Android アプリ開発(Java)には苦労しました。
Android 開発には Java を学ぶ必要があると知って Java の入門書を買いましたが、文字と数字を出力するばかりで Android 開発との関係性がわからず、途中で読むのを辞めてしまいました。
次に Android Studio を使ったアプリ開発の本を数冊か買いましたが、今度は Java の解説が少なくて、説明も専門用語ばかりであまり読む気がしなかったことを覚えています。
この経験から、これからプログラミングを始めようという方に
- 「プログラミングって楽しい!」
- 「もっと勉強してみたい!」
- 「もっとアプリを開発してみたい!」
と思っていただける入門講座を作れないかとずっと考えていました。
約2年かかってようやく完成したのが「Android 開発のための Java 入門講座」です!

この講座では Android Studio で簡単なアプリを開発しながら Java の基礎・Android 開発を学ぶことができます。
- Android 開発に興味があるけれど、何から始めれば良いか分からない方
- Java に一度挫折してしまった方
に特にお勧めの講座になっていますので、ぜひお試しください