プログラミング学習

プログラミングで収入を得る方法

Sara

プログラマーというと「開発会社に就職して一日中コードを書き続ける」というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、これ以外にも収入を得る方法はたくさんあります。

この記事では「プログラミングで収入を得る方法」をいくつか紹介します。

私自身の経験も紹介しているので、これからプログラマーを目指している方、副業として挑戦してみたい方の参考になればと思います。

プログラミングで収入を得る方法

プログラミングで収入を得る方法は大きく分けて

  1. 人に頼まれたものを開発する
  2. 自分で開発したものから利益を出す

の2つがあります。

方法① 人に頼まれたものを開発する

仕事内容

1つ目の方法は「●●を作って欲しい」「●●できるようにして欲しい」という依頼を受けてお金を貰う方法です。

依頼内容は幅広くて

  • ウェブサイト開発
  • ショッピングサイト開発
  • 予約システム開発
  • 会計ツール開発
  • 学習システム開発
  • アプリ開発
  • お問い合わせフォーム
  • SNS管理ツール

など様々です。

他にも「システム改修、ウェブサイトの移行、インストールと初期設定」など細かい依頼もあります。

仕事の見つけ方

① クラウドソーシング

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングに登録して、自分ができそうな案件に応募するという方法です。

私もランサーズとクラウドワークスに登録して、初めて頂いた仕事はランサーズの案件でした。

まだプログラミングを学習中の段階でも、どのような案件があるのかを確認しておくと今後の仕事がイメージできて良いと思います。

簡単な案件は応募数が多いので自分が選ばれる可能性は低くなってしまいますが、まずは自分に出来そうな案件は全て応募してみてください。

案件を取ることができなくもプロフィールを見た方から声が掛かかることもあるので、ぜひ応募だけはしてみることをオススメします。

② 就職・転職サイト

Google で「プログラマー 就職」「プログラマー 転職」「PHP 開発」などで検索するとたくさんサイトが出てくるので、そこに登録して仕事を探す方法です。

これは「会社に就職して働く」という形ですが、プロフィールを登録しておくだけでも声が掛かることがあるのでぜひ活用してみると良いと思います。

私はクラウドソーシングで案件が決まったのであまり活用できませんでしたが、リクナビ NEXT に登録していました。

登録しているだけでも会社紹介などの案内がたくさん届くので、どんな働き方があるのかを見つけるのにもおススメです。

③ その他

自分のウェブサイトや SNS から直接依頼を受ける方法もあります。

例えばウェブサイトに

  • ポートフォリオ(自分の作品集)
  • 料金表
  • 受付フォーム

を用意しておいて仕事を受けます。

これはある程度実績やフォロワーを持っている方におススメの方法です。

自分のウェブサイトを用意するのが難しい場合は Coconara(ココナラ)というサービスを使うのも良いと思います。

Coconala では「ウェブサイトを作ります!」のように自分のスキルを出品することができます。

私は仕事を依頼する側の経験しかありませんが、とてもスムーズにやりとりが出来て安心感のあるサービスでした。

方法② 自分で開発したものから収益を得る

2つ目は自分で開発したものを販売したり、広告を付けて収益を得る方法です。

例えば

  • ウェブサービスやツール
  • スマホアプリ
  • WordPress のテーマ・プラグイン

などがあります。

ウェブサービスやツール

パソコンやスマートフォンで使うことができるサービスやツールを作って、利用料や広告料で収益を得る方法です。 

例えば外国語学習ができる Duolingo というサービスでは

  • 無料会員は広告ありで機能が制限される
  • 有料会員は広告なしで機能が増える

のように収益化しています。
 

タスクを管理する Todoist では

    • 無料会員は機能に制限がある
    • 有料会員は全ての機能が使える

という仕組みになっています。

どちらのサービスも月額400~600円ほどで使うことができます。

私の場合はかんたん請求書作成ツールというウェブツールを公開していて、広告だけで収益化しています。

広告は利用者が少ないうちは収益が出にくいですが、利用者が増えると安定して収益を得ることができるようになります。 

作成したツールをまるごと販売して収益化することも出来ます。

スマホアプリ

スマホアプリの収益化は

  1. 無料+広告表示
  2. 課金アイテムの販売
  3. 有料販売

が一般的です。

「無料+広告表示」は先ほど紹介したウェブサービスやツールと似ていますが、スマホアプリで特徴的なのが課金です。

課金でアイテムを獲得したり、広告を非表示するというオプションを用意することで収益化することができます。

WordPress のテーマ・プラグイン

WordPress とは PHP で開発されたブログシステムで、今あなたが読んでくださっているこのサイトも WordPress で作っています。

サイトの見た目を整えるテーマと機能を追加するプラグインを組み合わせて、ウェブサイトやブログを簡単に作ることができます。

テーマやプラグインには無料・有料のものがあって、これを販売することで収益化することができます。

価格帯は幅広いですが

  • テーマは1つ 5,000〜20,000円
  • プラグインは月額数百円、または1回数千円で買い切り

というものが多いです。

開発には HTML, CSS, JavaScript, PHP と幅広い知識が必要なので敷居は高いですが、WordPress を使っているサイトはとても多く、今後も増えていくと考えられるのでここで紹介しておきました。 

何から始めれば良い?

少しでも開発経験がある方は、どんどん求人サイトやクラウドソーシングを活用してみましょう。

いきなり求人サイトに登録したり、商品を販売するのはハードルが高いと感じる方も多いと思います。

私自身もプログラミングを始めてからクラウドソーシングに登録するまでに約1年半かかりましたし、自分が作ったものを売るというのも「正しく動かなかったらどうしよう」「クレームがきたらどうしよう」という不安ばかりでした。

そんな方にもおススメの第一歩は「無料アプリで広告収入を得ること」です。

私も初めてプログラミングでお金を得たのがこの「無料アプリ+広告」という方法でした。

ユーザーが増えるまでは一日数円の収益にしかなりませんが、学べることもたくさんあります。

広告つき無料アプリ開発のメリット

メリット① 気楽に始められる

有料でアプリを公開すると「住所の公開・3日以内のサポート返信・返金対応」など、するべきことがたくさん出てきます。

これはお金のやり取りをしているので絶対に必要なことですが、初めてアプリを公開する方にとっては大変だと思います。

無料アプリの場合は返金対応もありませんし、ユーザー側の期待値もあまり高くないので自由にアプリを公開することができます。(無料だからといって著作権侵害になる素材を使ったり、わざと広告をクリックせるようなアプリは規約違反になるのでご注意ください!)

メリット② サポート業務の練習

アプリを公開するとレビューが付きますが、たまに「●●が動きません」「▲▲の使い方がわかりません」というコメントも届きます。

返信しないで放置している開発者も多いですが、きちんと対応しておくとアプリのダウンロード数も上がりますし、良いレビューを書いてくれる人も増えます。

そして何より、プログラマーとしての今後の業務の練習にもなります。

ウェブサイトやシステム開発の依頼者はプログラミングの知識がない方がほとんどです。このような方に、いかに分かりやすく説明できるかもプログラマー(特にフリーで働く場合)には大切な能力になります。

アプリのレビューに返信することで、依頼者の方とのやりとりの練習にもなるのでとてもおススメです。

少し面倒だなと思う方もいるかもしれませんが、絶対に返信しなくて良いのも無料アプリのメリットです。

メリット③ ポートフォリオを作ることができる

クラウドソーシングや就職・転職サイトには必ず自分のプロフィールやスキルを書きます。

もちろん未経験の場合は書けなくても仕方ないですが、少しでも自分で開発したものを載せておくと印象が変わります。

私もどんなに小さいものでも自分で開発したものを載せるようにしてから、声を掛けてもらえる確率がグッと上がりました。

アプリとダウンロードリンクを載せておけば、自分の出来ることをしっかりアピールできるのでおススメです。

iPhone? Android ?

アプリ開発で迷うのが iPhone と Android のどちらにするかです。

私がプログラミングを始めた当時は Android 開発の教材や本があまり無かったので iPhone から始めましたが、現在のおススメは Android です。

理由は「費用が安いから」です。
 

登録料

iPhone アプリは App Store, Android アプリは Play Store に公開することで世界中のユーザーがあなたのアプリをダウンロードできるようになりますが、それぞれ登録料が必要です。

iPhone は Apple Developer Program への登録料が年間99ドル(約14,000円)、Android の Google Play Console初回1度だけ25ドル(約3,700円)です。

また App Store では個人でアプリを公開する場合は本名が公開されるので、副業で挑戦したい方などは少し抵抗があるかもしれません。一方 Play Store ではニックネームで公開することが可能です。

開発環境

iPhone アプリ開発には Xcode、Android アプリ開発には Android Studio という開発環境を使うのが一般的ですが、Xcode は Windows に対応していません。

Windows と Mac どちらを使っている方でも今すぐに始められるのが Android アプリ開発です。

まとめ

インターネットでプログラミングについて調べると「30 日でプログラマーになる」「プログラミングで月収●●万円」という広告をよく目にします。

なぜか「手っ取り早く高収入」というイメージを持っている方がとても多いのですが、学習スピードも仕事内容も人それぞれです。

私はプログラミングを始めてから約半年でやっとアプリを1つリリースして、広告収入が1日1円というところから始めました。1年半たって初めての挑戦した開発の仕事も月18万円からのスタートです。

学習スピードは本当に人それぞれなので、まずは小さなことから始めて、徐々に大きいことに挑戦してみましょう。

当サイトをきっかけに少し踏み出してみようと思っていただければ嬉しいです!

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