自分の WordPress ブログを始めたり、開発したWebアプリを公開するときに必要になるのがレンタルサーバーです。
初めてレンタルサーバーと契約するときに
- どれを選べばよいのか
- どんな違いがあるのか
- 料金はどれくらいになるのか
などたくさん考えることがあります。
私自身がそうだったのですが、自分にはどのレンタルサーバーが適しているのか分からず、なんとなく人気そうなサーバーを選ぼうとしている方もいるかもしれません。
この記事では
- おすすめのレンタルサーバー
- レンタルサーバーを選ぶ時に大事なポイント
- レンタルサーバーのプラン比較
- レンタルサーバーの料金比較
を紹介しています。
レンタルサーバーを選ぶときの参考にして頂ければ嬉しいです
表示速度を重視する方、短期間レンタルサーバーを使いたい方には、使った分だけ料金を支払うことができる ConoHa WING もオススメです。

目次
おすすめのレンタルサーバー
レンタルサーバーにはとても多くの選択肢があります。
ドメインと一緒に取得できたり、ブログサービスとセットになっていたり価格も形態もさまざまです。
ここでは
の3つに絞ってご紹介します。
理由は「利用者がとても多い」からです。
利用者が多いので、設定やエラーで困った時にネット検索すると簡単に解決法を見つけることができます。
自分で解決法を見つけることができるというのは、初めてレンタルサーバーを使う場合とても大切なことです。
また、私自身がこの3つのレンタルサーバーを使ったことがあるというのもお勧めできる理由です。
私のレンタルサーバー使用歴
- 2013 ~ 2018年 さくらのレンタルサーバ
- 2018年(数ヶ月間) ロリポップ
- 2018 ~ 2019年 エックスサーバー
- 2020年~ ConoHa Wing
使い始めてすぐの頃は「どこに何があるか」「どうやって設定するのか」と四苦八苦していたこともありましたが、どのレンタルサーバーも大きな問題もなくウェブサイトを運営できていました。
公式サイトのマニュアルやよくある質問なども充実しているので、初めてレンタルサーバーを契約する方には「さくらのレンタルサーバ・ロリポップ・エックスサーバー」の3つがオススメです。
ご興味のある方は ConoHa Wing もぜひチェックしてみて下さい。
参考:2020年からのレンタルサーバーは国内最速「ConoHa WING」がおすすめ
レンタルサーバーを選ぶ時に大事なポイント
料金や容量も大事ですが、以下のポイントも必ずチェックするようにしましょう。
- SSL を利用できるか
- WordPress を利用できるか
- 海外からのアクセス制限があるか
1. SSL を利用できるか
SSL とは Secure Sockets Layer の略で、通信を暗号化する仕組みです。
このページの URL を見てみると、このような鍵マークがでていると思います。
この鍵マークが SSL を利用しているという証明になります。
反対に SSL を利用していないと「保護されていない通信」と表示されてしまいます。
SSL はウェブサイトを訪問してくれた人に「このサイトは安全です。接続が保護されています。」という証明になります。
Chrome ブラウザでは SSL 化していないウェブサイトに警告を表示する仕様も始まり、今後 SSL 化は必須になります。
今回紹介するレンタルサーバーでは無料で利用できますのでご安心ください
2. WordPress を利用できるか
レンタルサーバーの一番安いプランの場合、WordPress を利用できない場合があります。
WordPress は簡単にブログやウェブサイトを作ることができるもので、このウェブサイトも WordPress を使っています。
多くのレンタルサーバーではすぐにインストール出来るようになっていますが、契約するプランによっては利用できないことがあるので、WordPress を使いたいという方は必ずチェックするようにしてください。
3. 海外からのアクセス制限があるか
これもWordPress を使う方は必ず利用して頂きたい機能で、一部のページに対して海外のIPアドレスからはアクセスできないようにする機能です。
一部のページとは WordPress のログイン画面や管理画面です。
私も以前、試しに海外からアクセス制限を解除してみたことがあるのですが、自分以外の人がログインを試みた履歴が数千件も残っていました。
今回紹介する全てのレンタルサーバーでは、初期設定の時点でアクセス制限がONになっているはずなので契約したら確認してみてください。
レンタルサーバーのプラン比較
次に「さくらのレンタルサーバ・ロリポップ・エックスサーバー」で提供しているプランを紹介していきます。
3つのレンタルサーバーの機能に大きな差はありませんが、それぞれのレンタルサーバーごとに複数の料金形態があります。
*料金は目安です。支払い方法などによって変わりますのでご注意ください。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバの場合はスタンダードプラン(月額524円)の1択になるかと思います。
WordPress, データベースなど一通り利用可能で、電話サポートもついています。
ライトプランの場合、WordPress とMySQL データベースを利用できないので注意です。
ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
料金(12ヶ月分一括払いの場合) | 月額131円 | 月額524円 |
容量 | 10GB | 100GB |
無料SSL | ||
WordPress | ||
MySQLデータベース | ||
海外からのアクセス制限 | ||
電話・メールサポート |
今日「さくらのレンタルサーバ」を契約した場合に必要な料金
2週間の無料お試し期間があるので、申込時点で費用はかかりません。
お試し期間終了後は「初期費用とサーバー料金」の支払いが必要になります。
スタンダードプラン | ||||
---|---|---|---|---|
月払い | 年間一括 | |||
初期費用 | 1,048円 | |||
サーバー料金 | 524円 | 5,238円 | ||
合計(税込) | 1,572円 | 6,286円 |
お試し期間終了後にキャンセルする場合は、キャンセル手続きが必要かどうかをご確認ください。支払い方法でクレジットカード情報を入力している場合は、お試し期間終了後に自動契約になってしまう場合があります。
ロリポップ
- 安く始めたい
- 練習用に使いたい
- 小さいウェブサイトを1つ作れれば良い
という方はロリポップのライトプラン(月額250円~)がオススメです。
- 複数のウェブサイトやWordPress サイトを作りたい
- データベースが複数必要
- 電話サポートを利用したい
場合はスタンダードプラン(月額500円~)です。
エコノミープラン(月額100円)の場合、WordPress とMySQL データベースを利用できないので注意です。
エコノミー | ライト | スタンダード | |
---|---|---|---|
料金(12ヶ月分一括払いの場合) | 月額100円 | 月額250円 | 月額500円 |
容量 | 20GB | 100GB | 150GB |
無料SSL | 独自ドメインのみ | ||
WordPress | |||
MySQLデータベース | 1つのみ | ||
海外からのアクセス制限 | |||
メール・チャットサポート | |||
電話サポート |
今日「ロリポップ」を契約した場合に必要な料金
10日間の無料お試し期間があるので、申込時点で費用はかかりません。
お試し期間終了後は「初期費用とサーバー料金」の支払いが必要になります。
ライト | スタンダード | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
月払い | 年間一括 | 月払い | 年間一括 | |||
初期費用 | 1,500円 | |||||
サーバー料金 | 300円 | 3,000円 | 600円 | 6,000円 | ||
合計(税抜) | 1,800円 | 4,500円 | 2,100円 | 7,500円 |
お試し期間終了後にキャンセルする場合は、キャンセル手続きが必要かどうかをご確認ください。支払い方法でクレジットカード情報を入力している場合は、お試し期間終了後に自動契約になってしまう場合があります。
2020年9月からロリポップでは
- ライト以上のプラン
- 12ヶ月以上の契約
- 自動更新設定がON
という条件を満たせば、ドメインを1つ無料で取得できるようになりました。
例えば お名前.comで .com ドメインを取得すると
1年目 240円 + 2年目以降 毎年1,280円 が必要になります。(2020年9月現在)
3つの条件を満たせば、このドメインの維持費用がずっと無料になります。
2020年12月31日まで 新規お申込みで初期費用1,500円が無料になるキャンペーンを実施中です。詳しくは公式サイトからご確認ください。
エックスサーバー
- WordPress サイトをたくさん運営したい
- 月額1,000円程度でも良い
という方はエックスサーバーがオススメです。
エックスサーバーは表示速度を売りにしていて、WordPress でサイト運営をしている人に非常に人気のあるサーバーです。
私は2020年から完全に ConoHa WING というレンタルサーバーに移行してしまいましたが、2019年まではエックスサーバーも利用していました。
参考:2020年からのレンタルサーバーは国内最速「ConoHa WING」がおすすめ
私の場合、WordPress 以外のサイトでは「さくらのレンタルサーバ・ロリポップ」との大きな差を感じませんでしたが、エックスサーバーの WordPress 動作速度はとても快適でした。
料金プランは容量やデータベース数によって「X10, X20, X30」の3種類が用意されていますが、X10で十分に利用することができます。
X10 | |
---|---|
料金(12ヶ月分一括払いの場合) | 月額1,000円 |
容量 | 200GB |
無料SSL | |
WordPress | |
MySQLデータベース | |
海外からのアクセス制限 | |
電話・メールサポート |
今日「エックスサーバー」を契約した場合に必要な料金
10日間の無料お試し期間があるので、申込時点で費用はかかりません。
お試し期間終了後は「初期費用とサーバー料金」の支払いが必要になります。
X10 | |||||
---|---|---|---|---|---|
3ヶ月 | 6ヶ月 | 12ヶ月 | 24ヶ月 | 36ヶ月 | |
初期費用 | 3,000円 | ||||
サーバー料金 | 3,600円 | 6,600円 | 12,000円 | 22,800円 | 32,400円 |
合計(税抜) | 6,600円 | 9,600円 | 15,000円 | 25,800円 | 35,400円 |
お試し期間終了後にキャンセルする場合は、キャンセル手続きが必要かどうかをご確認ください。支払い方法でクレジットカード情報を入力している場合は、お試し期間終了後に自動契約になってしまう場合があります。
他の2つのレンタルサーバーよりも利用料金が高いのがデメリットですが、エックスサーバーでは「ドメイン1つ無料プレゼント」を実施しています。(期間によって条件が変わるので公式ページをご確認ください。)
例えば お名前.comで .com ドメインを取得すると
1年目 240円 + 2年目以降 毎年1,280円 が必要になります。(2020年9月現在)
このドメインの維持費用がエックスサーバーで契約を継続している限りずっと無料になります。
エックスサーバーの表示速度、特に WordPress の表示速度を重視している方は ConoHa WING もオススメです。料金もエックスサーバーとほぼ同額で、無料の独自ドメインも付いてきます。

レンタルサーバーの料金比較
料金は、一括払い・分割払い・契約期間によって異なります。
ここでは「12ヶ月分一括払い」を選択した場合の料金を比較してみます。
比較するプランは
- さくらのレンタルサーバ スタンダード
- ロリポップ スタンダード
- エックスサーバー X10
です。
1年目の料金(初期費用あり)
さくらのレンタルサーバ | ロリポップ | エックスサーバー | |
---|---|---|---|
初期費用 | 1,048円 | 1,650円 | 3,300円 |
12ヶ月分 | 5,238円 | 6,600円 | 13,200円 |
合計(税込) | 6,286円 | 8,250円 | 16,500円 |
2020年12月31日まで 新規お申込みで初期費用1,500円が無料になるキャンペーンを実施中です。詳しくは公式サイトからご確認ください。
2年目以降の料金(初期費用なし)
さくらのレンタルサーバ | ロリポップ | エックスサーバー | |
---|---|---|---|
12ヶ月分 | 5,238円 | 6,600円 | 13,200円 |
合計(税込) | 5,238円 | 6,600円 | 13,200円 |
さらに詳しい支払い方法については以下の公式サイトへのリンクからご確認ください。
分割よりも一括、短期よりも長期契約のほうが一ヶ月あたりの料金が安くなります。
さくらのレンタルサーバの料金を調べる → 公式サイトはこちら
ロリポップの料金を調べる → 公式サイトはこちら
エックスサーバーの料金を調べる → 公式サイトはこちら
結局どのレンタルサーバーが良いのか
私は2013年から約6年間さくらのレンタルサーバを利用していて特に大きな問題もなかったので、一番料金がお得な「さくらのレンタルサーバのスタンダードプラン」をお勧めしていました。
ですが、2020年9月からロリポップのドメイン1つ無料サービスが始まって「さくらのレンタルサーバ」に正直メリットを感じなくなってしまいました。
ドメインの種類にもよりますが、ドメインの取得・更新には年間1,000円前後の維持費用が必要になります。
このドメインの取得・更新費用が無料になるのが「ロリポップとエックスサーバー」です。
*.jp など対象外のドメインもあります。
維持費用がかからないというも嬉しいですが、同じサーバーでドメインを管理できると楽なのです。
例えばレンタルサーバーは A 社、ドメインは B 社と分けて契約すると、サーバーとドメインを紐づける設定が必要になりますが、同じ会社で契約すると面倒な設定をしなくて済みます。
多くの場合レンタルサーバーは長く使うものだと思うので
- WordPress 以外の利用が多い方 → ロリポップのスタンダードプラン(12ヶ月契約)
- WordPress サイトをたくさん運営する予定の方 → エックスサーバーのX10プラン
が2020年9月現在の私のオススメです。
まとめ
初めて使うレンタルサーバーを決めるのは本当に悩むところです。
私の場合「さくらのレンタルサーバ」が初めてのレンタルサーバーでした。当時よく読んでいたプログラミングサイトで勧めていたという理由で、あまり深く考えずに契約してしまいました。
特に不具合があったわけではないので良かったですが、当時ロリポップなど他の選択肢を知ることができなかったことを少し残念に感じています。
さくらのレンタルサーバは14日間、ロリポップとエックスサーバーは10日間の無料お試し期間が用意されています。
ぜひお試し期間を利用して自分にピッタリ合う、一番納得できるレンタルサーバーを見つけてみてください。
この記事があなたのレンタルサーバー選びのお役に立てれば嬉しいです
さくらのレンタルサーバの14日間無料お試しはこちら
ロリポップの10日間無料お試しはこちら
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- 無料体験があること
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