【Android Studio】Kotlinでつくるクイズアプリ講座 第1回「プロジェクトの作成とテーマの設定」
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2021/11/thumb-android-quiz-kotlin.png)
ここまでの記事はこちら
今回は
- 新しいプロジェクトの作成
- テーマの設定
を行なっていきます。
解説
1. プロジェクトを作成する
Android Studio を開いて Create New Project をクリックします。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/09/as-quiz-kotlin-giraffe-1-1-1024x832.png)
2. Activity の選択
次にアプリのレイアウトを選択します。
今回は Empty Views Activity を選択して Next を押します。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/09/as-quiz-kotlin-giraffe-1-2-1024x728.png)
Empty は「空っぽ」という意味で、Empty Views Activity(エンプティー ビューズ アクティビティ)はナビゲーションやマップなどが入っていない空っぽのアクティビティを意味しています。
3. プロジェクト情報の入力
次にプロジェクトの名前・保存先などを入力していきます。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/09/as-quiz-kotlin-giraffe-1-3-1024x724.png)
①アプリ名
アプリの名前を入力します。
②パッケージ名
ここで指定したパッケージ名は、アプリを Play ストアに公開した時に使われる applicationId(アプリケーションID)にも使われます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=パッケージ名
同じ ID のアプリを公開することはできないので、他の人と重複しないパッケージ名にする必要があります。
独自ドメインを取得してパッケージ名に使用するのが一番良いのですが、ドメインを持っていない場合は名前やニックネームでも問題ありません。
ウェブサイトの「住所」と言われるものです。
例えば https://codeforfun.jp/android/ の codeforfun.jp の部分がドメインです。
③保存先
このプロジェクトの保存場所を指定します。
④言語
Java と Kotlin のどちらの言語を使うかを選択します。ここでは Kotlin を選択してください。
⑤ミニマムSDK
SDK とは Software Development Kit(ソフトウェア・デベロップメント・キット)の略で、アプリの開発キットのようなものを意味します。
どの SDK を設定するかによって、どこまで古い機種に対応させるかを決めます。
このプロジェクトでは API 19にしたので 100 %の機種に対応できることになります。
* AdMob を実装する場合は API 19 以上を選択してください。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/09/as-quiz-kotlin-giraffe-1-4-1024x724.png)
Help me choose を押すと現在のシェアを確認することができます。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/09/as-quiz-kotlin-giraffe-1-5-1024x698.png)
⑥ ビルド構成(Android Studio Giraffeより追加)
アプリの設定ファイルに使う言語の選択です。ここは変更せずに進めます。
全て入力できたら Finish を押してください。プロジェクトの作成が始まります。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2021/11/as-quiz-kotlin-giraffe-1-6-1024x724.png)
4. プロジェクトのファイルを確認
プロジェクトの作成が完了すると、画像のようにファイルが作成されていると思います。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/09/as-quiz-kotlin-giraffe-1-7-1024x523.png)
プロジェクト作成時に Empt Views Activity を選択したので MainActivity.kt と activity_main.xml がセットで作成されます。
この MainActivity.kt にクイズの機能を実装、activity_main.xml に問題文や解答ボタンを表示していきます。
簡単に言うと
- MainActivity.kt → アプリのユーザーから見えない部分(機能)
- activity_main.xml → アプリのユーザーから見える部分(デザイン)
となります。
5. Gradleの確認
次にアプリの設定を確認しておきましょう。
画面左側のプロジェクト構造から Gradle Scripts → build.gradle.kts(Module :app) を開きます。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/11/as-quiz-kotlin-giraffe-1-8.png)
compileSdk と targetSdk
このファイルにはプロジェクト作成時に設定した applicationId や minSDK などアプリについての情報がまとまっています。
2023年11月時点では compileSdk と targetSdk が 33 になっています。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/11/as-quiz-kotlin-giraffe-1-9-1024x466.png)
今回は最新版 34 に変更しておきましょう。(2023年8月31日からアプリ公開には 33 以上にすることが必須になりました。)
compileSdk と targetSdk を 34 に変更して、右上に表示される Sync Now をクリックします。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/11/as-quiz-kotlin-giraffe-1-10-1024x411.png)
dependencies
build.gradle.kt の最後にある dependencies という箇所ではライブラリの読み込みなどを行っています。
この講座では以下のバージョンを使用しているので、古いものがある場合は変更して、右上に表示される Sync Now をクリックしてください。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/11/as-quiz-kotlin-giraffe-1-11-1024x523.png)
赤い波線が消えない場合
13 行目の targetSdk に赤い波線がついている場合は Android Studio を再起動してください。
![](https://codeforfun.jp/wp-content/uploads/2023/11/as-quiz-kotlin-giraffe-1-12-1024x466.png)
次に行うこと
以上でアプリ開発の準備は完了です!
次回はクイズ画面を作成していきましょう。
初めまして。貴重な情報を無料公開して頂き本当に有難う御座います。
こちらを読みながらコードを3回作り直しやっと成功しました。
今後も失敗と成功を繰り返し、諦めないで計画通りのコードを書けるよう学習したいと思います。
はじめまして。
当サイトを見つけて頂きありがとうございます!
私もプログラミングを始めたばかりの頃は、コードが動かないことばかりでした。繰り返しコードを書いていれば間違いを見つけるスピードも速くなっていくと思いますので、ぜひコツコツ続けてみてください。
このサイトが少しでもお役に立てれば幸いです